上方料理の贅を尽くす魅力

〈大和屋 三玄〉は、明治10年に大阪・宗右衛門町で創業した大和屋が培った、上方料理の伝統を継承する名店。その特徴として挙げられるのが、豊かな出汁の旨み。利尻の天然昆布や枕崎の鰹節をベースに、貝や海老などの風味が加えられた極上の出汁を存分に味わえるのです。さらに純粋な日本料理だけでなく、名物のカニクリームコロッケをはじめ洋食のエッセンスを加えたお料理が揃えられているのもポイント。これは昭和45年の大阪万博を間近に控えた高度経済成長期に、財界の方々をもてなすため創業店舗の大和屋で取り入れられたもの。日本料理の伝統を守りながらも、時代に合わせてお客様に最も喜んでいただける味わいを追求する、いかにも大阪らしい華やかなおもてなしの心は〈大和屋 三玄〉にもしっかりと引き継がれています。

 
春ならではの味覚が色彩豊かに並ぶ饗宴

3月から4月にかけての歓送迎会や昇進祝い、また大切な方との記念日やお顔合わせなど、節目となる宴の席にふさわしいお料理として今回ご紹介いただいたのは「華やぎ（記念日コース）」。こちらのコースは、晴れやかな宴席の乾杯にぴったりなシャンパンから始まり、春に味わいを深める桜鯛のお刺身や、出汁をくぐらせていただくしゃぶしゃぶの小鍋、旬の赤貝や蛤といった新鮮な貝類など、目にも楽しい旬の食材が味わえます。さらに料理長が自ら京都・山城の市場まで足を運んで競り落とす、生でもいただけるほど新鮮な朝採りの筍を使ったお料理など、厳しい冬を越えてようやく芽吹きの季節を迎えた旬の食材が並び、大切な方との会食のひと時を豊かに彩ってくれます。

 
宴で味わうお酒も「ご縁」を感じるラインアップ

華やかな会食の席に欠かせないお酒にも〈大和屋 三玄〉らしいこだわりが感じられます。古くから大和屋と繋がりのある伊丹の「白雪」をはじめ、酒造りの神様を祭る奈良・大神神社の御神酒を醸した「今西酒造」の名酒、そして料理長の友人が杜氏となりフランスでプラチナ賞を受賞した岐阜の「玉柏」など、日本各地の銘酒が揃います。また日本酒だけでなく、大阪の酒造メーカーが厳選したワインもラインアップ。いずれもお料理との相性が良いだけでなく〈大和屋 三玄〉や料理長が人とのご縁を大切に選りすぐったお酒ばかりで、特別な宴席にも華を添えてくれます。

 
お顔合わせやお祝いの席をゆったりと楽しめるおもてなし

〈大和屋 三玄〉では、前述の「華やぎ」以外にも数多くのコースが用意されています。またコース料理であっても、ご予約時にご予算や出席される方のお好み、アレルギーなどをご相談いただくことで、素材や組み立てを変更することも可能。大切な方に心から喜んでいただけるひと時をご提供します。さらにお席は全て個室で、一つのお部屋にご案内するのはランチ・ディナーそれぞれの時間帯で一組様のみ。時間の許す限り美味しいお料理とお酒を味わいながら、ゆったりと宴のひと時をお楽しみいただけます。この春の大切な宴席の場をお探しの方はぜひ、贅を凝らした料理とともに上質なおもてなしを提供する〈大和屋 三玄〉へお越しください。

※掲載内容は、2024年2月取材時のものです。