ライブ感あるカウンターがおすすめ。旬の天ぷら＆一品料理
 
日本の季節の味わい、素材の持ち味を余すところなく堪能するのであれば、和食が最も適していると言えます。ヒルトンプラザ イーストの地下2階にある〈新喜楽〉は、90年以上前に大阪法善寺横丁に誕生した、天ぷらと一品料理の老舗。「四時逸興（季節折々の楽しみ）」を信念として掲げ、毎月旬の素材と相談しながらメニューを決める、気安くも本格的なお店へ、旬の味覚を探しに出かけます。

 
新喜楽での、常連さんのおすすめパターンとは？
 
ぎんなん、松茸、さんま、秋茄子、いちじくと、秋を感じる食材が数多く登場するこの時期。〈新喜楽〉のおすすめメニューにも、天ぷらに加えて目移りしてしまいそうな程の一品料理が並びます。しかし、初めて訪れるお店などでは、どのようにしてお料理を頼めば良いのか迷ってしまうもの。

そんな時におすすめなのが、カウンター席。厨房が広がる〈新喜楽〉のカウンター。中では料理人が次々と、お造りを引いたり天ぷらを揚げたりといった、ライブ感ある仕事の様子が見られます。今まさに出来上がろうとしているその料理を見て、心に響いたものがあれば「私のところにもそれを一つ！」と注文するのが、この店で自分好みのお料理と出会うための近道。常連となっているお客様はカウンターで、こうして出来上がる料理を眺めながらその日の気分に合わせて、お造りや一品料理、天ぷらを楽しみ、最後にこの店の名物である鴨鍋で締めるのが定番なのだそう。

 
本当の旬を堪能するなら、スタッフに声をかけて
 
この「鴨鍋」は、ジューシーな鴨のもも肉を鰹や昆布などを巧みにブレンドして引いた特製の出汁で炊き、卵とじにしたもので、他ではちょっとお目にかかれないオリジナルメニュー。鴨の濃い旨味を引き立てる出汁と柔らかな卵の口触り、さらに仕上げにぱらりと振られた山椒の爽やかな風味が鍋の味をきりりと引き締めてくれます。この他にも、活きエビを使った天ぷらに白身魚、旬の野菜を使った天ぷら盛り合わせなども人気のメニュー。

ただし、採れたての秋の味覚をしっかり堪能するのであれば、メニューから目を離して店員さんに「今日のおすすめは？」と聞いてみて。〈新喜楽〉では、月ごとのメニューの他に、長年の付き合いのある仕入先からその日のおすすめの食材やちょっと珍しい魚などを限定で仕入れていることがあるのです。こうした限定メニューは店内のメニュー表には載らず、スタッフのおすすめを聞くことで出会えるもの。採れたての旬の食材と〈新喜楽〉の腕が作り出す一期一会の味わいを、ぜひお試しください。

 
錫のちろりで粋に一献、季節のお酒を楽しんで
 
おいしいお料理に天ぷら、出汁の効いたお鍋とくれば日本酒がつきもの。〈新喜楽〉にも、常時7〜8種類の地酒が揃っています。特に嬉しいのがその提供スタイル。昔懐かしい品のある錫のちろりでいただく、冷酒や燗酒はまた格別。秋のこの時期は、冷や下ろしや秋上がりの名酒の数々が一番のおすすめですが、口当たりの柔らかい女性好みの日本酒も取り揃えているので、お好みのお酒とお料理の相性を試してみては？

 
ランチでも旬の味、出汁の効いた季節の味を楽しめます
 
お酒と共に楽しむのも良いですが、お仕事中やお出かけ先での昼食でも〈新喜楽〉では季節の味覚を楽しむことができます。秋からのランチメニューでは、贅沢にエビを6尾使い、ゆかり塩でいただく「えびしお天丼」に加え、定番の鴨鍋や味噌うどん、鶏団子味噌鍋といった一人用の小鍋定食も登場してきます。

日本料理の丁寧な仕事が活かす、季節の味覚の性。日本に生まれてよかったと思える美味しさを味わいに、ぜひ〈新喜楽〉へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

※掲載内容は、2022年10月現在のものです。