ボアヴァン/Editorʼs SHOP CRUISE_11

手織りシルクを現代的にアレンジしたオリエンタルスタイルを楽しむ
〈ボアヴァン〉[EAST 4F]

ヒルトンプラザはヨーロッパのブランドやセレクトショップが多いのですが、〈ボアヴァン〉は東南アジアのタイやラオスの手織シルクがメイン。とても楽しみにしていました。店内へ入るとそこはオリエンタルな世界 ─ 染織ならではの優しい色合いはカラフルですが、シックでもあります。シルク100% のエレガントな服から、ストールやバッグ、キーチャームなどの小物類まで豊富に揃っています。

店長さんにシルクの魅力を聞いたところ、「何と言っても上質な肌触りの良さ。季節を問わず楽しめるところです」。さらに「洗濯は水洗い可能」というのですから、高級イメージのシルクが身近に感じられました。そんなお話を伺いながら気になったのは、こちらのワンピース。手織りのシルクにピンタック加工を施して、全体をバイアスカットで仕立てたという手間をかけた贅沢なもの。よく見ると上部はアシンメトリーのデザイン、そして裾のフレアがたっぷり出るように工夫されています。明るい色味や花柄も今年らしくてステキです。
タイシルク ワンピース花柄 税込 129,600円

商品の中でもこだわっているのがストール。ラオスで糸づくりから手作業で紡いだものを現地の作家さんに織ってもらっているそう。「日本ではまだあまり馴染みがありませんが、ラオスはとても丁寧なものづくりの技術が受け継がれている国なんです」と教えていただきました。一見、しっかりとした硬い生地に見えるのですが、実際に触ってみると、とても柔らかく肌触りが良くて驚きました。手織りだからこその温もりが伝わってきます。

〈ボアヴァン〉といえばリーパオバッグという人もいるくらい、見てみたかったバッグがこちら。タイ南部に自生する蔓草(つるくさ)で編み上げたバッグをクラッチタイプにアレンジしたもので、すべて手作業で絣(かすり)のような柄も蔓草の自然の色で編み分けて出しているそうです。想像するだけで気が遠くなる作業…。技術の高さがうかがえます。小さめサイズですが存在感はたっぷり!ドレスだけではなく着物にもよく合いそうですね。
リーパオバッグ 税込194,400円

〈ボアヴァン〉の製品はどこか懐かしさを感じますが、そこには妥協を許さない職人の精神と技術、手間をかけた確かな品質があります。同じアジアの国の人として独特なオリエンタルスタイルをまとってみてはいかがでしょうか。

 

Text:Reina Konishi Photos:Ayumi Saeki

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小西玲奈 フリーランスエディター・ライター。関西の出版社で女性ファッション誌の編集、その後、上京し、全国女性ファッション誌の編集を経験。独立後は、関西へ戻り女性ファッション誌やWebサイトで取材や広告撮影、ライティング業務を実施。現在も、ファッションを中心に美容、ライフスタイルなど幅広く活動中。