メゾンレクシア
Editorʼs Shop Cruise_32 メイドインジャパンのクラフトマンシップをとことん堪能
期間:1月28日(月)〜
「the fine elegance(磨き抜かれた真の上質)」という極めてシンプルなラインナップが支持されている〈メゾンレクシア〉。昨年3月にオープンしたヒルトンプラザ店では、素材選定から裁断、縫製まですべての工程を手仕事で仕上げたバッグや革小物、天然香料を主原料としたフレグランスを展開しています。白を基調とした空間は “植物の力強さ” をテーマに描かれた壁画がアクセント。ハイエンドな製品を選ぶのにふさわしい、贅沢なひとときが待っていました。
特筆すべきは、レザー専門のアトリエや、化粧品の原料となる植物を栽培する自社農園など、製造・製作工程のすべてを自社で完結されていること。それは、職人技のすばらしさと、常に特別なものを作りたいという意欲の表れでもあります。西洋で受け継がれたものづくりの伝統と、東洋・日本の発想を融合させた製品は、今の気分やライフスタイルに調和するものばかり。クラシックなのにモダン、エレガントで独創的…と、すべての製品に奥行きが感じられるのは、それが理由かもしれません。
コートやニットなど、シックなアイテムの出番が多くなるこの時季の装いに、ミニポーチでアクセントを添えるのはいかがでしょうか? オーストリッチを用いたこちらは、成熟した存在感を放ち、圧倒的にエレガント。一枚の革からクイルマークが均等にそろった部分を贅沢に使用されている上、ライニングもフルレザーなので、丈夫で長く使うことができます。素材のクオリティの高さ、加工技術の確かさ、発色の美しさなど、すべてがそろった一生ものです。 ハーフ ピロー クロス ボディ (右)オーストリッチ 税込 226,800円/(左)パーヴォ 税込 79,920円
カウンター横に目を向けると、革素材や縫製の糸、パーツがディスプレイされています。たずねたところ、レザー製品は既製品の素材、パーツの色みを部分的に変更できる「パターンメイド」、素材はもちろん、サイズや仕様までフルオーダーできる「カスタムメイド」にもお応えいただけるそう。革素材ひとつをとっても、エキゾチックなオーストリッチ、滑らかなカーフスキンやステアレザーと表情が異なるうえ、カラーバリエーションも充実。自らコーディネートする楽しさと、自分だけの一点モノを身に着けること、その価値を堪能したいものです。
洗練されたボトルデザインに目を奪われるフレグランスは、自分へのご褒美としてはもちろん、大切な人への贈り物としても重宝しそう。天然香料という古典的なアプローチと、現代の調香技術が掛け合わさることで、ここでもクラシックなのにモダン、エレガントで独創的…という奥行きが息づいています。時間とともに変化する優雅で奥深い香りから、これぞ本物、という気品と格式が伝わってきました。バッグもフレグランスも、安心して自分の一点を吟味できるショップです。
Text:Chika Sakurai Photos:Robin Haseba Facebook はこちら Instagram はこちら